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2008年05月28日

『世界共和国へ』を読むためのメモ その13

3章 普遍宗教


1 普遍宗教と預言者

これから述べる4つ目の交換様式(アソシエーション)は、これまでの3つの交換様式に対抗するものだ。
「第一に、この自発的で自立した相互的交換のネットワークは、政治的国家組織を斥けるものであり、国家の原理とは対極的です。だが、それは個々人が共同体の拘束から解放されているという点で、市場的な社会に似ているし、同時に、市場経済の競争や階級分解に対して互酬的(相互扶助的)な交換――資本の蓄積は発生しないような市場経済――を目指すという点で、共同体と似ています。」

さらに、これは理念であって現実に存在しないということ。歴史的には、普遍宗教(世界宗教)というかたちで現れた。

宗教は呪術から発展したと考えられているが、呪術とは、超越的・超感性的な何かへの互酬的な関係だ。預言者宗教は呪術を否定するが、この互酬的な関係は強く残る。

神の力は国家の力に比例する。宗教の普遍化は、国家の普遍化、つまり、世界帝国の形成に随伴する現象だといえる。

呪術から宗教へ移行する時に預言者の果たした役割がある。預言者は、民族にとって望ましくない敗北や苦難を神の言葉として告げた。このことは、呪術的な神と人との互酬的な関係、対照的な関係を否定することを意味する。それによって宗教から呪術が廃棄された。

預言者には次の特徴がある。第一に、祭祀階級に属さず、国家機構に対立していること、第二に、都市に基盤を持ち、そこでのみ広がったこと。普遍宗教が農業共同体ではなく都市に始まるということは重要だ。



アソシエーションというよく分からない概念が出てきて、それがいきなり宗教と結び付けられ、さらに現実には存在しないといわれた日には!ここで読むことを放棄する人が出るのではと悪い予感が・・・アソシエーショニズムについては最後の方で出てきます。なにを隠そうこれこそが資本、国家、ネーションに対抗する理念なのですから。



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相変わらず西脇さんの考察に蒙を啓かれている。普遍宗教 / アソシエーショニズムの関係というのはとても興味深い。僕は柄谷行人思想=NAM原理を全面的に放棄し否定する者であるから、...
[Q-NAM]棄教者の独り言【femmeletsの日記 Queer Linda Diary】at 2008年05月28日 05:58
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