2010年06月02日 15:22
沖縄オルタナティブ・メディア創出事業計画素案
1.事業の概要
①事業の全体像
基地問題を始め沖縄の諸問題の根本原因の一つは、伝えられるべき情報が(特に本土に向けて)伝達されていないことにある。メジャーメディアにそれが期待できないならば、自分たちでメディアを創ろう。沖縄のもうひとつの情報を求める全国の様々な団体・個人とのネットワークを生かした参加型の顧客層を開拓しつつ。折りしも時代はブロードバンドが潮流、動画配信の環境が整いつつある。映像という喚起力の強い媒体を有効活用することは大きなメリットがあるだろう。具体的には、動画配信も含めたインターネット放送による沖縄版市民メディア、それに加えて動画コンテンツという「商品」の生産を基に非営利ビジネスを試行したい。
また、その放送は様々なヒト・モノが交差するリアルな場所で収録され、そこで生成された絶えざる肉声は、サイト上で、あるいはパッケージ化されコンテンツとなる。
②事業の概要
名称:沖縄版オルタナティブ・メディア創出事業(仮)
創業時期:2010年7月予定
人員:メインスタッフ2名他
事業の中心テーマ:沖縄のオルタナティブな情報を伝える
特徴・差別化できる事業内容:動画配信等での初の沖縄版オルタナティブ・メディア
イベント等をコンテンツ化=商品化
2.事業内容
①事業の内容
沖縄版オルタナティブ・メディアのインターネット放送
(a)商品・サービスの内容
動画配信という手段を使ってオルタナティブ・メディアとしての報道、二次利用としてのコンテンツ制作
(b)対象とする顧客
沖縄のオルタナティブな情報を欲しい人全般
(c)販売方法、サービス提供の具体的方法 店舗、施設の特徴等
カフェホール部分などをスタジオ化して使用。
撮影、編集、演出、出演者若干名。
メジャーメディアが扱わないような情報の取材、報道。
ゲストを招いてテーマを掘り下げた特集番組の制作。
ustreamなどを利用したインターネット上での動画配信。
②事業の特色
インターネットの空間のみならず、カフェなどの具体的な場所で、分散しているオルタナティブな活動、個人を繋ぎ直し、そこから新たな情報が生まれ、市民メディアに反映され、双方向の効果が生まれる。イベント等をコンテンツ化、2次利用で確実な収益に結びつける。
また、資本制情報社会の中で瞬時に消費、廃棄される情報を得る現代人の受動性は、ものを考えるという基本的な姿勢を喪失させがち。また、メジャーメディアでは時間・空間枠の制限があるため、短く、早く、「分かりやすく」情報が加工される。そのことにより、その出来事のそもそもの背景、原因、人間の感情など大切なことが排除されがちだ。news(新しい)に対し、我々のメディアはじっくりものを考えることを促すslow mediaを目指す。