沖縄マスコミ本土マスコミを斬る!

24wacky

2010年02月02日 18:12

1月31日に開催された映画『ONE SHOT ONE KILL』関連企画シンポジウム『沖縄のマスコミが見た世界の米軍基地』 について、コースケさんがレポートをしてくれたのでぜひチェックしてほしい。
映画「ONE SHOT ONE KILL」見てきました

ということで、ここではメジャーメディアについて触れた琉球新報松元剛記者の発言を紹介して補足したい。

松元記者
「普天間問題」についての本土の報道は、鳩山政権の指導力がどうだとか、閣内の大臣ごとの発言がバラバラであるとか、内閣の求心力という政局の問題に結びつけようとするものばかり。基地の深刻な現状に目を注いでいくような報道が決定的に不足している。

宜野湾市のある自治会長から電話をいただいた。報道内容がおかしいという。「普天間周辺住民で早期の撤去を求める声は多い。だけども辺野古の海を埋め立ててもいいから普天間を撤去してほしいという声は、100人に2人もいない。しかし全国のニュースだとこれが同列になる」という。


「基地問題について現実に即して報道しているのが沖縄のジャーナリスト」とは、司会を務める藤本監督によるシンポ冒頭の言葉である。「基地問題」とは安全保障の問題である。それを本土の報道(メジャーメディア)は現実に即して報道していないということに等しい。

かつてジャーナリストむのたけじはこういった。戦争には2つの段階がある。銃砲弾が飛び交う戦争の時期と、それが飛ばない段階と。われわれは銃砲弾が飛ばない段階での戦争に既に入ってしまっていないか。
ジャーナリズムは戦争を止められるか―2007反戦ティーチイン

そうならないために、第一にそんな腐ったメディアはボイコットするに限る。第二に、自分たちに必要なメディアを支えること。そのような新しい生産者=消費者の運動を共に創ろうではありませんか!(となぜか演説調でしめてみる)

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