昨日紹介したQAB、テレビ朝日の報道。
テレ朝の方
はびんさんが丁寧な解説をしてくださっているので是非ご覧あれ。
びんさんのような書き方はできないのだが、QABの方は、一言でいえば、
田岡 FUCK!!
QAB報道スタッフ、応援します!
というかんじ。
レギュラーの三上アナ、QABの謝花記者、ゲストコメンテーターとして、沖縄
県のなんとか参与(大久保清みたいな帽子を被ったオジサン。先日のRBCの特
番にも出ていた。歯切れが悪い)、そして軍事評論家の田岡なんとか(「朝生」
などに出てくる早口のかなりキモイオヤジ)。
たいていこういうケースは左右双方からゲストを招き、公正さを保つというこ
とをやるわけで、推進派として軍事評論家、反対派として・・・県からの代表が
微妙だぞ、というようなこともあって、宜野湾市の伊波市長に中継で加わって
もらい、さらに稲嶺知事にも後から中継で出てもらう。というキャスティング。
そもそも10年前に、普天間は返還されることが当時の橋本首相から発表された
のだ、という「そもそも論」から入っていくところが丁寧だ。混乱した現段階
に置いて 、ここはじっくり頭を冷やそうではないか、という配慮がみられる。
そこからこの10年間何も変わっていないところへ、なにそれ?というV字案合
意。その経緯で日本政府が名護市長をどのように丸め込んでいったか(内堀作
戦)。分かりやすい展開だ。
歯切れの悪い県参与はこの際措いておこう。問題はクソ軍事評論家だ。これま
でも見慣れたヤツだから、だいたいどんなことをいうかは想像はついた。アメ
リカの軍事政策として、当然のことだ、みたいなことをいうのだろうと思って
いたら案の定そうだった。しかし、その口調、態度が、沖縄の現状をまったく
理解しないクサレヤマトゥそのものなのだ、エラソーに。恥も外聞もなく、べ
らべらべらべらと。空気が読めていないとはこのことだ。それだけならまだし
も、どこで知恵をつけてきたのか、「このままでは普天間の住民が危ないから
一刻も早く移設すべきだ」論を付け加えるのだから。そんなことこれまで思っ
たはずもないようなお前みたいなやつに、口が裂けても言ってもらいたくない
だよ!
私の怒りはどうでもいいが、これを見た沖縄の人たちはどんな怒りの表現をす
ればふさわしいだろうか?これが「醜い日本人」だ(私もその日本人だ)。
謝花記者は怒りを噛み殺し、しかし食ってかかるように田岡に問いかける。さ
らに伊波市長に振る。広大な普天間基地が見下ろせる沖国大屋上でスタンバっ
ている宜野湾市長が映るモニターに向かって。
普段より幾分柔和な表情の伊波市長は、現場を知らない軍事評論家に向かって
諭すようにいう、「協約通りいかないのが沖縄なんですよ」と。それでも捲く
し立てる評論家に対し、「東京で理論的にやっていて正しくても沖縄では・・・」
と宥める三上アナ。それを遮る軍事評論家。
QAB報道スタッフには改めてリスペクトを捧げる。私は心底怒っていた謝花記
者を信用する。「これからもこの問題を追い続けます」ときっぱりと言った
三上アナを信用する。そしてその他の制作スタッフを信用する。