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2008年02月13日

「綱紀粛正」ではなく軍隊の撤去を!



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Posted by 24wacky at 23:51│Comments(4)JanJan記事
この記事へのコメント
前略
映像を拝見しましたが、偏見に満ちあふれた職業蔑視に反吐がでそうになりました。
軍人は職業としての歴史も古く、世界で幅広く認知されている職種です。それを、宗教家を自称する人間とは思えない卑しい言葉で中傷。
軍人の家族が聞いたらどれほど悲しい思いをするか、頭が回らないのでしょうか?
このコメントを隠蔽することなく、貴殿の意見を伺えることを希望します。
Posted by O at 2008年02月15日 21:16
○さん、コメントありがとうございます。
平良氏スピーチの主旨は、被害者バッシングへの疑問、事件を防げなかった沖縄の人々をむ含む主体としての反省、問題の根幹にある在日米軍の撤去にあると捉えました。
「偏見に満ちあふれた職業蔑視」という批判ですが、これまでのレイプ被害者を含め、戦後60年以上基地被害にあい続けている沖縄の人々がそれを聞いたらどれほど悲しい思いをするでしょうか?と一度は言葉を返しておきます。
Posted by 24wacky at 2008年02月15日 21:41
ご返信ありがとうございます。
しかしながら
今回の事件は、犯人が米兵だったというだけで、あたかも米兵=犯罪者であるといった趣旨の発言には合理性がないと思います。
また、盛んに被害者少女について言及されてますが、これが例えば米兵以外の人間が犯人だった場合でも、同様の演説をされるのでしょうか?結局は、自らの主張のために、今回の事件を利用しているようにしか感じられません。
さらに、レイプ事件という特性を考えれば、「少女について心をいためている、少女を守らなければいけない」といいながら、演説のネタにするのも解せません。レイプ被害者、しかも今回は未成年少女であり、その心情を考えればもう少し配慮が必要ではないでしょうか? 結果的にはマスコミによるセカンドレイプのようなものです(沖縄タイムスの扇情的な記事も然り)。

この映像を見る限りでは、目的はともかく、手段に関しては再考
が必要だと感じました。
当方の様な非礼賛的な意見に耳を傾けていただき感謝いたします。
Posted by O at 2008年02月17日 08:59
oさんのコメントを読み、改めて「伝えること」について自省を含め考えさせられました。その機会を作っていただいたことに対し感謝します。

>この映像を見る限りでは、目的はともかく、手段に関しては再考が必要だと感じました。

というご意見に頷いた上で返答させていただきます。

今回の記事への取材方針としては、ナイーブな問題があるためどういう伝え方が相応しいのか、取材前に自問しました。出来る限りじっくり丁寧に、その時々で自問も繰り返し取材するべきだと思いました。と同時に第一報を速報的に伝えるべきでもある。その矛盾の間で取材することになります。
そこで今回の緊急抗議集会に向かいました。記事本文は事実関係を簡潔に短く書き、集会の様子を映像に収め、「事件を受けての地元沖縄の反応(の一部)」を伝える、という方針です。

スピーチをしたのは平良氏以外にも数名いました。皆、口先だけの「綱紀粛正」を唱える日米政府を批判しました。事件があるたびに同じことの繰り返しを経験してきたこれまでの歴史があるからです。それらはこの集会以外でも大手メディアの報道で伝えられています。
しかし同時にこれらの言動をすればするほど、伝えれば伝えるほど、あるいは読めば読むほど、「また同じことの繰り返しか・・・」という、うんざりする気持ちが総体として沖縄に起こるように私には思えます。抗議自体が形骸化している部分があるともいえます。この集会もそういったいわば「既定の」雰囲気がありました。

平良氏のスピーチはその「既定」を批判する内容を含んでいました。「日米政府を批判ばかりするのではなく、この責任が私たち自身にあるということを自覚すべきです」といっています。私はこの視点が「ニュース」だと捉え、平良氏のスピーチに絞り映像で伝えました。

ところが他を省きこれに絞ったことで、このうんざりする既定の雰囲気を共有していない読者には平良氏の真意が伝わりにくかったかもしれない、とOさんのコメントを読み反省しました。

再度映像を見直しました。

>犯人が米兵だったというだけで、あたかも米兵=犯罪者であるといった趣旨の発言には合理性がないと思います。

「この米兵を少女を襲うケダモノにしたのは軍隊です。軍隊とはそういうところです」といっています。
犯罪を犯した1人の米兵の批判よりも、人を殺すことを教えその人間性を破壊する軍隊をこそ批判すべきだといっているのでは。

人を殺すことを唯一許された(とみなされる)権力機構が国家であり、その出先機関が軍隊である。よってその特例から他の職業全般とは別の厳しい倫理観で見られるべきだと思います。それは職業蔑視とは違います。

>これが例えば米兵以外の人間が犯人だった場合でも、同様の演説をされるのでしょうか?

機会があればすると私は思います。繰り返しになりますが、平良氏が第一に批判しているのは、少女バッシングの言動に対してであって、米兵1人に対してのものではない、と私は捉えています。

>レイプ被害者、しかも今回は未成年少女であり、その心情を考えればもう少し配慮が必要ではないでしょうか? 結果的にはマスコミによるセカンドレイプのようなものです(沖縄タイムスの扇情的な記事も然り)。

少女への配慮が必要という点で同感です(平良氏にそれがないとは思えませんが)。事件を知った時、私は真っ先に「基地・軍隊を許さない女たちの会」の高里鈴代さんに話を訊きたいと思いましたが、結局それができませんでした。同会は12日に記者会見を開きその中で高里さんは述べています、「95年の事件という言葉は使ってほしくない。被害者は今も苦しんでいる」と(沖縄タイムス13日付)。
私は記事冒頭で95年の暴行事件に触れました。高里さんの批判を受けるべきです。また、同会の今後の動向に注目したいと思っています。

私自身も非礼賛的な意見を持ち続けたいと思っています。コメントをありがとうございました。
Posted by 24wacky at 2008年02月17日 12:17
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