2010年04月09日
国際人権法ワークショップ
興味深いワークショップ。みっちりたっぷり。
第5回 第2次・先住民族の国際10年記念ワークショップ2010
国連から日本へすーぱーめ~ご~さ~
-ウチナーンチュは「自己決定の権利」主体である-
NGO市民外交センターは、2006年より先住民族について学ぶ学生や、これから先住民族を支援するNGO活動に参加希望する方々を対象として、国連人権システムと先住民族の権利保障の視点から先住民族問題の基礎を学ぶワークショップを毎年東京で開催してまいりました。
今年は日米の政権も代わり、新しい流れと旧来の思想や利害が錯綜する中、沖縄を囲む問題を国際人権法、とくに人民の自己決定権や先住民族の権利を考えるため沖縄での開催を企画しました。
2006年には人種主義に対する特別報告者ドゥドゥ・ディエン氏の沖縄訪問や報告書の国連総会への提出があり、2008年には国連の自由権規約委員会から「琉球・沖縄人の先住民族としての権利を認めよ」の勧告が出されました。そして今年3月16日には人種差別撤廃委員会より「沖縄における不均衡な軍事基地の集中が住民の経済・社会・文化的権利の享受を妨げる」、「教科書は沖縄の文化を反映させたものにすること、義務教育課程で琉球語を用いた教育を」との勧告が出されました。現在の沖縄を囲む問題解決の可能性を参加者全員で討論し、具体的な実践につなげていければと思います。
◆開会挨拶:10時・・・・・当真嗣清(琉球弧の先住民族会代表)
★セッション1:国際人権法の可能性と沖縄からの取り組み-沖縄の問題を整理する (10時10分~12時30分)
司会: 木村真希子(市民外交センター/明治学院大学国際平和研究所助手)
【基調報告】10時10分~10時50分…上村英明(市民外交センター代表)
【パネル・ディスカッション+フロアーとの質疑】(10時50分~12時30分)
*パネリスト*
伊波洋一 (宜野湾市長)
宮里護佐丸(琉球弧の先住民族会)
上村英明 (市民外交センター代表/恵泉女学園大学人間社会学部教授)
★セッション2:国連人権機構の可能性と沖縄の現状-これからできるいろいろなこと(14時00分~16時00)
司会:大嶺晴子
【パネル・ディスカッション+フロアーとの質疑】
*パネリスト*
知念幸見(国連人種差別撤廃委員会第6回日本政府審査参加)
渡名喜守太(第2会期国連先住民族の権利に関する専門家機構参加)
親川裕子(女性差別撤廃委員会第6回日本政府審査参加)
★セッション3:誰に何を訴え、どう動かすか-国際社会の可能性と沖縄の未来(16時00分~17時25分)
司会:当真嗣清
*コメンテーター* 上村英明
◆閉会
◆日時:2010年4月10日(土)10時00分~17時30分
◆場所:沖縄国際大学 5号館107教室
◆資料代:一般\500 学生無料
◆お問合せ:当真 090-4100-0454
◆事前申込:不要 当日、直接会場にお越し下さい。
主催:市民外交センター (Shimin Gaikou Centre)
http://www005.upp.so-net.ne.jp/peacetax/
後援:琉球弧の先住民族会 (Association of Indigenous Peoples in the Ryukyus)
*本ワークショップは沖縄国際大学「平和学Ⅰ」のご協力を得て開催されています。
Posted by 24wacky at 16:35│Comments(0)
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