2007年04月09日
『ひめゆり』

『ひめゆり』を観て一週間たつ。
どうしてもやはり比嘉豊光らの仕事『シマクトゥバで語る戦世』と比較してしまう。
図式化すると
カメラのこちら側 カメラのあちら側
記録する側 語る側
日本人 沖縄人
標準語 標準語
沖縄人 沖縄人
ヨミタンチュ 各シマンチュ
というような羅列が一応成り立つ。
長年語り続ける中で獲得したのかもしれない彼女たちが語る流暢な「標準語」の分かりやすさに、自らの加害者性を突きつけられた居心地の悪さか。
柴田監督の、ヤマトゥとして関わり、耳を傾け、信頼を得る長いプロセスが想像できるだけに、まったく人事ではない位置に私もいる。
上映前に姿を現し、「これから東京へ帰りますが…」といいつつ、
来場客へ礼を述べる清々しい姿に好意を覚える。
と同時に動揺している私がいる。
Posted by 24wacky at 11:00│Comments(2)
│いつか観た映画みたいに
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この記事へのコメント
なるほどー分析に納得
私も両方見たので考えますーーー。
私も両方見たので考えますーーー。
Posted by 上等沖縄司会屋 at 2007年04月09日 17:35
本日のタイムスにも、ひめゆりの方々が監督を信頼しているという内容の記事が掲載されていましたね、ひめゆり資料館の方の寄稿でしたか。
Posted by 24wacky at 2007年04月09日 20:40
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