2008年03月10日

ONECEダブリンの街角で

ONECEダブリンの街角でを観た。

ONECEダブリンの街角でドシドシブアツイラブソング満載の傑作。
音楽を愛する全ての人に観て欲しい。

音楽を信頼している監督だなあと感心したら、バンドの元ベーシストだったということで納得。

主人公の二人もそうだが、周りを固める演者たちがみな良い。

なかでも急遽レコーディングメンバーとなった、同じくストリートミュージシャンのドラムのお兄ちゃんがなんともいえず良い。

ヒロインがチェコスロバキアからの移民という設定だが、
チェコからダブリンへの移民という状況に詳しい人がいたら教えて欲しい。


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この記事へのコメント
御設問にはかすっただけですが、参考まで。今、ポーランド政府は、イングランドへの移民が増加しすぎて、呼び戻しキャンペインをしています。ポーランドで専門職だった人達が、イングランドで肉体労働に就いても、ポンドが強いので、収入が非常に高くなる。そのために、ポーランドは、必要な人材がいなくなり、なんとかイングランドへの移民を呼び戻したいということだそうです。おそらく、欧州内の労働力移動については、チェコも同様で、また、アイルランドも経済は良いですから、同じような人の流れがあるのでしょう。

仕事があるところへ人が動くことは自然である、ということと、自分の生まれ育った場所への責任を果たすということの間で、どう折り合いを付けるべきなのか。自分も渡り歩いている身なので、切実な問題です。
Posted by まなぶた at 2008年03月14日 19:30
シェフィールドからわざわざ恐縮です。
というか渡り歩く=移動中の身だからこそのコメントでしょうか。

アイルランド経済が良いということさえ知りませんでした。アイルランドからの流出が当然だと漠然と見なしていたものですから。

映画ではストリートミュージシャンの主人公(男性)が、振られた彼女とよりを戻すため彼女の住むロンドン、そして音楽で成功するための場としてのロンドンに旅立っていくところで終わります。電気掃除機の修理店を営む父親をダブリンに残して。

実際のロンドンが映し出されることは一度もありません。不在の、しかしそれゆえに喚起力のあるロンドンという場のイメージが、逆に「ダブリンの街角」の「風景」を発見させてしまう。

ということでまなぶたさんの後半部分のコメント、同時にぼくにとっても切実であるコメントと重なる部分があるような。
Posted by 24wacky24wacky at 2008年03月14日 23:19
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