2009年06月07日
『PLASTIC CITY』
桜坂劇場で『PLASTIC CITY』を観る。アンソニー・ウォン主演のクライム・ムービーということで期待したが。相変わらずアンソニー・ウォンの後姿は映画的なのだが・・・
「血の繋がりよりも深い絆」の父(アンソニー・ウォン)と息子(オダギリ・ジョー)の関係は、エディプス・コンプッレックスの「父親殺し」が隠れたテーマとなっていて興味深い。一方でクライム・ストーリーとしてのシナリオと演出が粗雑であり、かつ「父親殺し」のテーマとの相関性に乏しく、継起する時間が躍動しない。
サンパウロ市の東洋街のチンピラどもの蜂起ぶりがそれなりにユニークであるにもかかわらず、敵との闘争シーンにおいて安易なCG操作による「夢」として処理され白けさせる。撮影監督としてのキャリアを持つユー・リクウァイ監督の驕りにつきあわされている気がして仕方がない。

サンパウロ市の東洋街のチンピラどもの蜂起ぶりがそれなりにユニークであるにもかかわらず、敵との闘争シーンにおいて安易なCG操作による「夢」として処理され白けさせる。撮影監督としてのキャリアを持つユー・リクウァイ監督の驕りにつきあわされている気がして仕方がない。
Posted by 24wacky at 23:52│Comments(0)
│いつか観た映画みたいに