てぃーだブログ › 「癒しの島」から「冷やしの島」へ › NEWSを知りたい › 見えてきた鳩山政権の本気度

2009年12月06日

見えてきた鳩山政権の本気度

やはりそうだったか。民主党政権の普天間「移設」⇒辺野古新基地建設問題についての本音がようやく露になった。日米安保を堅持するため、あくまでアメリカの求める現行案を追認するという。

移設先決定 参院選後に 「普天間」政府方針/WGで米側に伝達
3党連立を最優先(本日付沖縄タイムス



しかし関係者によると、社民党が連立を離脱すれば、参院で過半数が確保できず、法案が国会を通らない可能性が生じる日本の政局の状況を伝えた上で、「参院選まで待ってほしい」との趣旨で踏み込んで訴えたという。

 参院選で民主党が単独過半数を取れば、連立を組まずに政策決定できる体制を整え、判断したいとの考えとみられる。


「連立を組まずに政策決定」する内容が、現行案の追認であることはいわずもがなである。

照屋寛徳議員の「7日説」(容易ならざる事態の進行)を読めば、鳩山首相は当初年内決着の腹積りだったようだ。誤算だったのが、照屋議員の‘決起’により促された福島社民党党首の連立離脱宣言。社民党沖縄議員をなめていたのだろう。裏を返せば、このアクションがなければ、明日7日に鳩山首相の口から現行案追認(あるいはアメリカ側の‘譲歩’による何メートルずらす云々の微修正案)が発表されていたことになる。

同ブログ4日付記事(朝刊各紙の「普天間問題」報道から)で照屋議員は、〈総理も含め、各大臣が辺野古移設以外の方法による解決策を真剣に検討しよう、と考え始めたのではないか。あるいは総理からグアム移転の可能性検討の指示があったかもしれない〉と書いている。無性に腹立たしいことに、そのわずかな希望も掻き消されようとしている。

一方、昨日の岡田外相の来沖が予想通り波紋を投げかけた。

本日付琉球新報
普天間、嘉手納統合を断念 岡田外相が意向
岡田外相来県 県外一色苦悩濃く
外相、民意より同盟 名護・住民対話集会

マスコミ・シャットアウト、選抜された一部「住民対話集会」の貴重な記録を、目取真俊氏が報じている。「住民対話集会」はアリバイ作りとの批判があり、事実そうであろう。結論は出ていると繰り返す岡田氏の態度は、官僚の答弁に似ている。同時に、このように加工されない記録を読むと、岡田氏の「生真面目さ」もまた伝わる。むろん、地元の訴えの一人一人の声が貴重であることはいうまでもないが。
海鳴りの島から

4日、伊波宜野湾市長は持論をぶつけた。「地元の負担軽減」が錦の御旗である日米政府にとって、宜野湾市長が辺野古移設に反対するのは、まさに目の上のたんこぶだろう。岡田氏は「普天間を抱える市長がそういう話をするのは考えられない」と強い不満を表明したというが、この事実を大手マスコミは大きく報じただろうか?いずれにしても、2人のいわば‘原理主義者’によるガチンコ勝負は興味深い。
岡田外相と伊波市長 議論かみ合わず(沖縄タイムス5日付)

田中宇氏によれば、〈岡田外相はピエロの役回りをさせられ、日米関係を何とか悪化させないようにしようと焦り、嘉手納統合案を出して沖縄の人々を怒らせる。黒幕の小沢一郎の人事配置はなかなか絶妙だ。沖縄県民の意志は扇動されて「県外移転」に一本化されそうだ〉。‘煽動説’はともかく、岡田外相、北沢防衛相が悪役を担わされていることは確かだろう。
沖縄から覚醒する日本

とりあえず情報整理をしてみた。




同じカテゴリー(NEWSを知りたい)の記事
岩上安身さんオフ会
岩上安身さんオフ会(2010-07-11 11:20)


この記事へのコメント
福島瑞穂が普天間基地の県外移転、特に国外移転を主張しているのは決して沖縄県民や日本のためではない。
福島瑞穂が決して語ることのない真の意図は、祖国・北朝鮮に対する米軍の軍事的な脅威を無くすことである。
これらは、福島瑞穂にとっては一歩も引けない重要問題である。
仮に、彼女の発言の結果として、鳩山政権とオバマ政権の間に亀裂が入れば、彼女は小躍りして喜ぶこととなる。
彼女の政策は、夫婦別姓、外国人参政権など、およそ日本人なら到底考えられない政策であるのが大きな特徴である。
Posted by 福島瑞穂の隠された意図 at 2009年12月07日 17:52
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。