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2005年12月06日

一フィートの会第3弾完成

琉球新報によると、一フィートの会の映像記録第3弾「沖縄戦の記録」がこのほ
ど完成し、昨日記者会見が行われた様子。

一フィートの会を知らない方に念のため説明しよう。
子供たちにフィルムを通して沖縄戦を伝える会(沖縄戦記録フィルム一フィー
ト運動の会)は、主に米国立公文書館に所蔵されている米軍撮影のフィルムを
購入、編集し、映像作品を制作し、次世代に伝える、という市民活動のこと。
その中心人物の一人、中村文子さんの90歳を越えた現在までのご活躍は常に我々
に勇気を与え続けている。

いのちの重さ伝えたい
真鍋 和子著
講談社 (2004.5)
通常24時間以内に発送します。




今回私が注目するのは以下の点である。
第3弾「沖縄戦の記録」の特色は、前2作と違い、「米軍が撮影した戦時のフィ
ルムだけで語れない部分を、住民の視点を入れるために証言を盛り込んだ」
(演出、脚本担当:謝名元慶福さん)ところにある。

『沖縄「戦後」ゼロ年』で目取真俊が指摘しているように、米軍撮影のフィルムと
いうのは、米軍(戦勝者)の都合のいいように撮影、保存されたものだ。ガマ
や亀甲墓に避難した住民を降伏させて、中から導いている米軍兵の紳士的な映
像。子供たちに水や食料を与える優しい姿。日本軍から鬼畜米英思想を叩き込
まれていたが、それは真っ赤な嘘で、アメリカーのほうがよっぽと優しかった。
そういう印象を与える。(日本軍が鬼畜だったことも事実であるが)だが、そ
の撮影者の後ろでは「救助」された女性を物色し、そのまま林の茂みに連れ込
みレイプしていた鬼畜たちが存在する。撮影されていないものごとに注意する
視点を持つべきだ、と目取真はいう。

沖縄「戦後」ゼロ年
目取真 俊著
日本放送出版協会 (2005.7)
通常24時間以内に発送します。




また、「琉球弧を記録する会」の『島クトゥバで語る戦世』の語りが明らかに
しているように、そのとき何が起こったかは、決してひとつの事実では収斂さ
れない多様な声として記憶ーー記録されている。

一フィートの会第3弾は、そうした指摘に対応したものとして制作されたものな
のではないか。そのような意味でどのような仕上がりになっているのか楽しみ
であり、その柔軟な姿勢にまずは敬意を表したい。

問い合わせは一フィートの会 098-862-2277


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