てぃーだブログ › 「癒しの島」から「冷やしの島」へ › 今日は一日本を読んで暮らした › 『越境広場 4号 特集:目取真俊 野生の文学、〈否〉の風水』

2017年12月31日

『越境広場 4号 特集:目取真俊 野生の文学、〈否〉の風水』

『越境広場 4号 特集:目取真俊 野生の文学、〈否〉の風水』

 「目取真俊特集を組む次号に書かないか」と編集委員の一人から声をかけてもらい、さて何が書けるかとしばし思いを巡らした。決まっている他の執筆陣について確認すると、編集委員に「文学系」が多いこともあり、文学評論が多いという。しかし、目取真俊といえば、本書冒頭での仲里効との対談のタイトル「行動すること、書くことの磁力」とあるように、基地反対運動の最前線に参加し、発信する姿が最近では目立つ。ということもありバランスに配慮すれば「行動すること」の面で書いてほしいという含意が依頼にはあった。わたしは自分の書いたものがそこに加えられることによって、「行動することと書くこと」「政治と文学」「理論と実践」といった二元論が溶解されるような構成になることをイメージしながら書いた。0号からつづく〈仲里効ワールドの意匠が表象を覆う分厚い「けーし風」〉から変態させるために。さて、今号はどうだろうか。未知の読者たちと言葉を交わしてみたい。

『越境広場 4号 特集:目取真俊 野生の文学、〈否〉の風水』
編集・発行:越境広場刊行委員会
発行年月:2017年12月7日


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