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2005年11月08日

コミュニティウェイの実現可能性について

10/12カメストア通信11月号の中でも紹介しましたが、以下の通り、
地域通貨講座の最終回を行います。


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●地域通貨講座



地域通貨に興味津々の糸満市のネットワークのかたを対象に、もち
ろんそれ以外の方も大歓迎!地域通貨「ヘヴィーユーザー」の西脇
が講師を務めます。

11/13(日)2~5時PM 第4回 「地域通貨の実践に向けて」
(10月15日予定でしたが都合により日時変更しました)



 講座の締め括りとして地域通貨の具体的なモデルを提案、話し合
 いをします。



 参加費:1000円または800円+200とま(ケーキセット付き)

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この回では以下の素案をたたき台により具体的なステップに進みた
いと思っています。
この素案は8月にざっと書き上げ、その時糸満組織ネットワークの
Oさんにのみ見てもらったものです。
ようやくこのような議論ができる段階にきた、ということです。

見れば分かる通り、まったくのたたき台であり、個人的に一つの
ポイントがあると考えています。

それはズバリ、

コミュニティウェイは実現可能なのか?

という問いです。

西部さんの論文を読んで、理論的にはすばらしい。
でも、実際の成功例を私はほとんど知りません。
ウェブサイトの表面的な情報では判断不能です。

そこで意見を求めます。
コミュニティウェイの実際の成功例を世界でも日本でも知っている、
という方。

あるいは、
コミュニティウェイを理論的にどう批判・吟味できるか?

コメント待っています。



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慰霊と平和と植樹」プロジェクトへの地域通貨導入素案


2005/08/12 24wacky3作成

地域通貨LETSの「コミュニティ・ウェイ」を利用し、糸満の「慰霊と平和と植樹」プロジェクトのみならず、経済、コミュニティの活性化、観光を通しての県外との交流、をも包含します。
地域通貨全般の理解はカメストアカフェで9月以降行われる「地域通貨講座全4回」を受講していただきます。それらの知識がなければ下記の概説もチンプンカンプンかと思われますが、あくまで現段階での素案ということを念頭に読んでいただきます。

コミュニティ・ウェイは、地域通貨LETSに参加する企業や個人がNPOや市民団体(以下NPOと略す)の事業や活動を支援することにより、NPOが必要な地域通貨(LETSの黒字)や現金(円)の資金調達を行い、同時に、地域通貨の地域内循環を促進するための仕組みです。以下、『地域通貨を知ろう』西部忠著・岩波ブックレット53ページから抜粋します。


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①企業は協力したいコミュニティ事業や社会的活動(環境、福祉、農業、教育などの)を行うNPOを援助するために、現金ではなく地域通貨による寄付を行い、製品やサービスの提供を約束すると同時に、売上の一部(通常15~50パーセントの間)を地域通貨で受け取ることを承認します。

②住民は、自らが支持するコミュニティ事業を援助するために、事業資金用の現金をNPOに寄付します。NPOは住民より寄付された円にたいして一定のレート(通常一対一)で地域通貨を反対給付します。住民は、受け取った地域通貨を協力企業が提供する製品やサービスの購入代金の一部に当てることができます。
この結果、初めに企業が寄付した地域通貨は企業へと還流してきます。企業は自分の製品やサービスを販売するので現金売上も増やすことができます。さらに、自治体は、各事業が調達した事業資金と同額の助成金を出すと約束しておくことで、企業や住民の支持にマッチした事業を支援することができます。国や自治体が住民の意に反して実施する公共土木事業などとは違って、この方法なら民意をより正確に反映することができます。
この仕組みにおける企業にとっての利点は、現金がなくともコミュニティを援助し、地域経済を活性化し、顧客の認知と愛顧を獲得することができる点にあります。住民にとっての利点は、単なる現金の寄付ではなく地域通貨との交換になり、それで地場企業から製品やサービスを購入することができること、また、賛同するNPOやプロジェクトを支援することにより、投票のように自分の意思を明確に表示することができることです。NPOにとっては、活動や事業のための円と地域通貨、企業からの製品やサービスを調達することができるという大きなメリットがあります。全体としては、公共性が高いプロジェクトが人々からの資金調達と民間企業からの寄付、行政の助成金によって実行されると同時に、域内の経済循環を形成できるという二重のメリットがあります。

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この仕組みを使って以下のアイデアを出しました。

①市内企業「デージ青い海」は「慰霊と平和と植樹」プロジェクトを援助するために、地域通貨とまによる寄付を行い、自社製品の提供を約束すると同時に、売上の一部を地域通貨で受け取ることを約束します。

②住民は、自らが支持する同プロジェクトを援助すると同時に参加するために円で対価を払い、同プロジェクトは植樹コーディネート全般のサービスを提供し、同時に一定のレート(1000円に対して1000とまという形)で地域通貨を反対給付します。住民は、受け取った地域通貨とまを協力企業が提供する製品やサービスの購入代金の一部に当てることができます。単価1000円のシママース・セットを800円+200とま(地域通貨20パーセントの割合)で購入、という具合に。

③新しい観光スタイルを提供する企業「earthtrop」の企画するエコ&ピース・ツアーに参加した観光客は同プロジェクトを援助すると同時に参加するために円で対価を払い、同プロジェクトは植樹コーディネート全般のサービスを提供し、同時に一定のレート(1000円に対して1000とまという形)で地域通貨を反対給付します。観光客は、受け取った地域通貨とまを協力企業が提供する製品やサービスの購入代金の一部に当てることができます。単価1000円のシママース・セットを800円+200とま(地域通貨20パーセントの割合)で購入、お土産にするという具合に。あるいはとまを受け取る民宿「ボーボーの宿」の宿泊料金の一部に、あるいはオーガニック・カフェでのコーヒーの支払いの一部に当てることもできます。



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Posted by 24wacky at 00:27│Comments(0)カフェ講座
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